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Care the World は、1988年、国際医療ソーシャルワーカーである、Nora Kohri によって設立され、海外出産・育児コンサルタントとして、世界100ヶ国以上の出産、育児情報を集めています。

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今日のひとこと

〜 ネット中毒 〜

いま、中国ではティーネージャーのネット中毒が問題になっているという。1日に10時間も、何日もコンピューターの前で過ごしたり、学校にも行かない。中にはゲームをポーズできず、おむつをつける青年までいるという。親とは争いが絶えず、睡眠薬などの薬を飲ませてネット中毒患者を収容する病院へ連れ込んでいるという。もちろん本人はまったく自覚はなく、自分から病院に出向くことはありえないからだ。
その病院では子どもたちだけでなく、親にもセラピーを施している。そしてファミリーセラピーでは出てくる、出てくるどろどろの実態が。子どもたちは孤独なのだ。親は単に学校でよい成績すら出していればよいと、彼らの価値観を成績に絞っている。中国の一人っ子政策も多少影響しているようだ。これらの患者のほとんどが男の子だ。中国では男の子が重宝され、女の子とわかると堕胎していたのだ。男の子が授かった彼らは大喜び、そしてすべてを子どもに与えたいと思い、そのために一生懸命働いた。いつも働いていたため、こどもへの時間を犠牲にしていたのだ。気づいたら彼らは hug すらももらわず、愛しているということも伝えられず、孤独になっていった。一人っ子ゆえに兄弟との関わりがなく、そのさみしさを紛らわすためにネットへ逃げたという。ネットでは自分の気持ちを理解してくれる相手がいるという。時には異性であるかもしれない。となるとますますネットにはまっていく。さみしさから逃げるためにゲームに没頭し、人との関わりからますます離れていく。彼らはもともと魅力的さに欠ける。決してハンサムな青年はこないのだ。これもさらに人との関わりから離している要因ともいえる。けれども4か月のセラピーの結果、彼らはじょじょに現実の世界に戻っていく。家族の愛も理解できるようになる。親もきちんと自分のすなおな気持ちを子どもに伝えられるようになっていく。親も子も反省する。
これは中国だけの現象ではないかもしれない。子どもたちは家庭で痛みを感じるとどこかにその救いを求める。友達や近所の人たち、そういう人が身近にいないと結局彼は手っ取り早いネットへと。夏休みになっても私立学校ゆえに友達はみんな遠くにいるため、結局ネットでつながりを求める。朝から晩までゲーム。そしてそれを許しているのは誰か?親である。親が仲が悪ければ子どもへの関心も薄らぐであろう。あるいは「この子がこうなったのもあなたのせいよと」お互いを責める。そんな雰囲気の悪い家にはいたくないと思い、それでもどこへも行くところがなく、ネットの世界へ逃避する。とにかくまともに生活が成り立たなくなったらそれは問題であるということに早く気づいてほしい。そして彼らの未来のために早く人と人とが関わりをもつ、現実の世界に連れ戻してほしい。


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