〜 Sex Offenders 〜
時代は実に変わった。私が中学生の頃、そう今から35年ほど前の日本では痴漢だとか、立小便だとか、露出とかが厳しくとりしめられていなかった。今でも覚えているが、電車の中でからだを触られたり、真昼間、学校から帰宅する途中、男性の性器をわざとおもしろがって見せる人に出合ったり、立小便をして性器を公の場で見せている人がいたり、そういう男性が多くいた。私は被害者だった。しかし、当時、私は「いやだわ」と思っただけで、そのことを警察に通報したり、電車の中でからだをかわすことはあっても、その人に対して大声で「やめてください」ということも言わなかった。やられた側は単に運が悪かったと思っていた。自分は無力だと思っていた。また母に伝えても、あなたが悪いと言われるに決まっていると思って、そんなことを母に言うこともなかった。そしてそのような行為はいけないことであって、通報すべきであり、そういうことから子どもは守られるという権利すらあることを私は知らなかった。そのため、私は単に弱い羊のごとく、ただやられるままだった。
しかし、時代は変わった。子ども達は守られるようになった。彼らの人権が認められるようになった。弱い立場のものは守られるべきなのだ。そしてアメリカに来て驚いたことがあった。先日、郵便ポストの中に”Postal Patron” と書かれた一通の手紙が New Rochelle Police Dept. から投函されていた。中を開いたらそこには Level 2 (moderate risk) と Level 3 (high risk) の性犯罪者の顔写真と彼らがどこに住んでいるかが詳しいとアパートの部屋まで書かれてあった。それだけアメリカでは sexual predator, sexually violent offenders, predicate sex offender を厳しく罰している。写真が公の場に出ているのであるから彼らは外に出るたびに自分は性犯罪者であることを公表しながら歩くようなものだ。それでも怖いことにこれらのoffenders を地域社会に住ませているのだ。確かにすべての犯罪者を刑務所に置けないのはわかっているし、彼らにsecond chance が与えられたのも理解できる。しかし、その後は市民の自分のことは自分で守る、公表されているのだから自分で気をつけなさいとその責任を言い渡されているように受け止められる。これが本当の意味のsecond chance なのかと疑問にも思う。すごく mixed feelings である。
Level 3 Sex offender - Sexual Abuse 1st
Thomas Bello - Male/White - 07/20/45
ID#15422
19 Michael Ave, New Rochelle, NY
