Day Program

アメリカのデイ施設に働いていることから、日本のデイはどうなのかという大きな興味があった。友人の紹介で 世田谷区にある 友愛デイを訪問した。私と同じ program coordinator の I さん が施設について説明してくれた。

Q 友愛デイサービスセンターとはどのようなところですか?

A ここは世田谷区に住む重度身体障害者がリハビリ、クラフト、音楽活動などを通じて1日を過ごすところです。利用者個々の心身の機能向上と福祉の増進を図っています。これを生活介護事業といいます。

Q どのような方がが通ってるのですか?

A 18歳以上から65歳以下の方々。 男性よりは女性のほうが多いです。先天性障害者は脳性麻痺、二部脊椎症、ダウン症などで、中途障害者は脳血管障害、脳外傷、疾病の後遺症などです。吸引が必要であったり、鼻からチューブを入れて栄養をとるような軽度医療ケアの必要な方も受け入れています。だいたい15~20人くらいの利用者がいます。

Q スタッフはどのくらいいるのですか?

A Direct Care Staff にあたる、介護職員は常勤が5名、パートが4名、ナースが1名、あとはボランティアの人たちです。ボランティアの人たちの中にはバスの attendant でいる人もいます。常勤職員は活動を担当したり、レクリエーションを担当したりしています。ランチの時間は30分です。8時半から5時半までが勤務時間になっていますが、program coordinator はだいたい残業をして6時半くらいまでいます。

Q 施設利用者はここを利用するにあたって施設料などを払ってっるのですか?

A 施設利用者は1日につき1300円の負担金があります。これは1割負担という計算です。給食費として500円となっています。他は全部世田谷区からでます。(アメリカではMedicaid がすべて支払います。)

Q 毎日の日課はどのようになっていますか?

A 利用者や家族の皆さんにプログラムを選んでいただきます。送迎バスでまず来園します。9時からバスが到着します。すぐに水分300ml 補給します。それから排泄を9時半、11時半、1時半、2時半とチェックします。バイタルといって熱、血圧、脈拍を測ります。そして休憩。

10:45から午前活動として訓練 / ゆとり、音楽(楽器演奏、合唱、ピアノ鑑賞など)、グループOT (障害の状況や本人の希望を中心に、個性を生かし、利用者同士の協力や社会性の広がりを目的に、物づくりや遊びを実施) / レクがあります。11:20から昼食の準備にとりかかります。ここで排泄と休憩が入ります。12:10から13:30まで昼食をとります。食事は 常食、刻み食、おかゆ、ミキサー食と別れています。(英語では regular, bite size, chopped, ground, puree と呼ばれています) 

 バスの色分けでハンガーができています

13:40から 午後の活動が始まり、クラフト(編み物、皮細工、木工、書道、陶芸、ちぎり絵、卵アートなど)、ゆとり(活動という枠にとらわれず、利用者一人ひとりに合わせたゆとりのある時間を確保しています。この時に外出などをしますが、外出はだいたい月に1度くらいです)、訓練(身体機能訓練 - ストレッチ、歩行訓練、立位訓練など、社会適応訓練 - 買い物など、利用者一人ひとりのライフスタイルに合わせて実施)、感覚(五感刺激や体感刺激 - バルーン、トランポリンなど、アロママッサージ、夏はプール)、と分けています。

14:45から15:30の間にバスがきて、帰宅に向かいます。帰宅準備では水分補給をしたり、おむつをチェックします。報告会は毎日行なわれています。掃除もある程度職員が担当します。

Q 連絡ノートにはどのような内容が書かれていますか?

A センター側からは バイタル (体温、血圧、脈拍)、健康状態、水分補給記録 am - 300ml, pm 200ml 、食事量、服薬の有無と時間と確認者、排泄記録、生活や健康に関する記載 - 体調、処置、発作、通所での様子。 家庭からは朝食をいつ食べたか、排尿、排便 -状態と時間、睡眠、家庭での様子、連絡事項となっています。

Q スケジュール表、あるいは lesson plan をみせてくれますか?

A スケジュールはホワイトボードにかかれてあります。これに沿って一日の流れがわかります。