Day Program

私が携わっているセクションはデイケアのプログラムの中でも Day Habilitation というセクションだ。ここでの emphasis は施設利用者をどんどん社会に出そう、コミュニティーに出そうというのが狙いだ。そのため、彼らはほぼ毎日のように白いバンに乗って、コミュニティーに出向くのだ。もう一つのコンセプトは individualized program だ。これはみんながいっせいに同じことをするのではなく、個人個人、それぞれに自分にあったゴールをたて、それに向かって habilitation を行なうということだ。つまり例をあげてみると、Johnny は本を読むのが好きであれば、本を毎日5ページ読むというのが outcome として立てられる。このような outcome を3つから5つくらいたてて、毎日その目標に向かって activity が展開するのだ。

1日の流れはだいたい以下のようになる。

9:00 - 10:00   Arrival
9:00 ~ 12:00   Activitie
12:00 ~ 1:00  Lunch
1:00 ~2:30   Trip, Events, Activities
2:30 ~ 3:30   Changing, Getting Ready for Dismissal
3:30        Dismissal

  • Changing

車椅子の人たちでまったくトイレを利用できない人たちはおむつをしているので、changing table というところに乗せる。乗せる場合に2人で上と下をもって移動させることもあるが、あまりにも重たい人の場合は、腰の負担を軽くするために、Hoyer Lift などを利用して移動させることもある。

  • Positioning

positioning とはずっと一日中車椅子に座っていると、床づれなどが起きますし、血液の流れがよくないので、このように車椅子から降ろして、マットの上に置かれる。これを毎朝だいたい1,2時間する。ただ寝かされているだけでは退屈だろうということで、寝ているところの近くに activity item をおいたり、ラジオから音楽を流したりしている。Positioning protocol というマニュアルがあり、それに応じて、補助用具をおく。このように理学療法士がきちんと決めた protocol に応じてスタッフが position するようにしている。

  • Trips

Day Habilitation のプログラムの大きな特徴は外へ出るということだ。そのため、どうしても交通手段が必要となる。その手段として van が活躍する。consumers はほぼ毎日のように外へでかけていく。映画、ボーリング、公園、湖、ビーチ、博物館、ショッピングモール、スーパーマーケット、レストラン、マクドナルド、と普段の私達と同じようにどこへでも行く。

このリフトに乗せて、上に上がったところで中にいる人が受け取り、床に車椅子を固定する。

バンの中はこのように広く、これで3台の車椅子を固定させることができる。車椅子でない人たちは右側に座ることができる。たいていここにはスタッフが座る。

  • Workshop

少し high function の人たちはちょっとした仕事をもっている。仕事場を Workshop と読んでいる。仕分けをしたり、箱にはさみをつめたり、箱を作ったり、簡単な作業に従事している1時間数ドル程度であるが、彼らの社会のために役立ちたいという気持ちが満たされる。さらに建物の中の清掃などを担当している人もいる。。今はすべて機械化されているので、このような単純作業は需要がなく、consumers はときどき、退屈になる。そのため、仕事がないときは、勉強をしたり、図画工作をしたりして、時間をつぶしている。

  • Lunch

ランチは1時間くらいである。もちろん feeding の人たちはスタッフが一人ひとり食べさせるので作業に時間がかかる。施設利用者は温かいものを持ってくる人もいるが、たいていの人はサンドイッチである。ハムとチーズのスライスがはいったもの、bologne というハムにバターがパンにぬられたもの、マカロニサラダ、スパゲティー、などだ。とても炭水化物が多いと感じてる。中には年間を通じて毎日同じランチという人もいる。後ろに見えるのがランチボックスだ。みんなサンドイッチとなにか飲み物をもってきている。

  • Snack

おやつはだいたい2時ごろに食べる。これもグループホーム、あるいは自宅から持ってきたものを食べる。りんご1個であったり、ポテトチップスであったり、ヨーグルトであったり、プディング、グラノラバー、フルーツカップなどだ。そしてそのときに小さな紙パックに入ったジュースなどを飲むものもいる。いずれにしろ、甘すぎであったり、着色料が強かったり、コーラのように本当に甘い炭酸水であったり、決して健康によいとはいえない。

  • Dismissal

車椅子を乗せるバスはすごく大きなバスから小型のバスまである。この中にはせいぜい20のwheelchair を乗せられる。前のほうは普通の席になっている。このようにバスの後ろにリフトがついていて、それに乗せて上に上げて、バスの中にいるモニターの人が車椅子をバスの床に固定する。この固定する作業を tie down と呼ぶ。tie down はなかなか manual ではたいへんな作業だが、ちょっとした機械がバスにはついているので、けっこう作業は楽だ。ひっかけてあとはレバーをぎゅっと回すだけで固定される。ここで働くスタッフはたいてい低所得層のヒスパニック、黒人あるいは白人である。

これが大型バス。写真ではわかりづらいが、かなり大きなバスなのである。このバスを運営しているのは White Plains Bus という会社で、この会社は エージェンシーとは別な会社となっている。つまりこのバスは agency の所有するバスではなく、transportation company がもっているバスだ。