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海外での子育て

渡航前の準備とは?

赴任が決まると急にあわただしくなります。それではこどもに関してはどのような準備が必要なのでしょうか。

まず歯は治療に時間がかかる場合もあるので早めに見てもらいましょう。予防接種はなるべく日本で終えることのできるものは終えて、あとは現地についてからでも大丈夫です。ただし、予防接種の英文での記録は小児科医のサインをもらっておきましょう。

常日頃使っているこどもの薬は多少多めに揃えてもっていきます。

精神面のケアにおいてはこどもに滞在国の様子をビデオや帰国された人の話しから伝えておきましょう。ことばが違うこと、人が違うこと、習慣の違いなども事前に伝えておくと多少ショックが和らぎます。引っ越すことをためらっていたら、不安な気持ちは受け止めながら、何か現地で期待できるお楽しみを与えましょう。

現地のことばはあいさつ、痛い、やだ、トイレに行きたいなどの生理的な訴え、自分の名前を言うなど最低限のことばだけを教えておけば十分です。

海外の予防接種の特徴は?

予防接種の内容もスケジュールも国によってあるいは州によってもさまざまです。海外ではほとんどの国ではこどもの状態に合わせて個別に小児科医によって、あるいは保健所などで実施されています。一度に2,3のワクチンを与えることもめずらしくありません。また短期間内で基本的な予防接種を終えることは日本と大きく違います。さらにワクチンによっては発熱などの副作用が日本より多く出てます。

現地のドクターに足りない分を追加される場合もあります。

こどもの心のケアって?

確かにこどもは柔軟性があります。新しい土地に移ってもすぐ慣れるようにも思えます。しかしこどもはこどもなりに戸惑い、動揺します。新しい幼稚園での緊張、日本の友達と分かれたさみしさ、何を言われているかわからない不安、言いたくても言えないフラストレーション、などです。

ストレスも積み重なりますとおねしょをしたり、指しゃぶりをはじめたり、体に現われますので、時間をかけて、無理をせずに適応させてあげてください。

帰国後も同じです。子どもたちにとって日本は異国であることを親は認識し、わからないことは時間をかけて説明してあげてください。

欧米のしつけはきびしいの?

欧米のこどもへのしつけが厳しいという印象を受けるのは、大人と子どもの世界がはっきりわかれていることにあります。特に公の場では回りの人に迷惑をかけないようにきびしくしつけています。東洋の人はこどもに寛容でも欧米人の中にはこどもが嫌いな人もいます。

しつけの度合いもアメリカでは小さいうちは厳しくしつけ、大きくなるにつれこどもが自立できるように徐々に親のコントロールをゆるめてきます。しかし日本はまったく逆です。

海外で子どもを育てるときにどちらのしつけ方針をとったらよいか迷うところですが、郷に行ったら郷に従うで多少現地の人たちと同じレベルのしつけを強いられる部分も出てきます。たとえば欧米では12歳以下の子どもを決して一人で家に置かない、体罰は絶対にしてはいけないというルールがあります。

しかししつけはその場だけではなくこどもの生涯にかかることですので、ここは親自身が日本と滞在国のそれぞれのしつけのよさを見極めて自分の子どもに合ったしつけをすればよいと思います。

こどもの日本語はどうしたらいいの?

やっと日本語が話せるようになった子どもにまた新たな言語が加わっては混乱が起きるのではないかとよく質問がでます。ご安心ください。こどもは上手に話せる頃になればちゃんとことばを使い分けるようになります。

また海外で日本語の維持をどうしたらよいかという質問もよくでます。日本語というハードの面は努力と工夫で解決できます。日本語教材などは本、かるた、ドリル、飾りことばの本、テープ、ビデオ、CD-ROMなどたくさん市場に氾濫しています。インターネットもよい教材となります。

しかし海外で一番難しいことは幼い子どもたちに自分のアイデンティティーである(ソフトの面)日本の文化を教えることです。ことばと共に是非文化もいっしょに伝える努力をしてください。日本人としての価値観、道徳、しつけ、しきたり、行事、情感、季節感、習慣などが帰国後、また将来そのこどものアイデンティティーの基盤となるでしょう。

幼稚園選びはどのように?

親にとって海外生活は仮住居でも、こどもにとっては人格形成途上の重要な時期にあたります。そのため幼児期に受ける教育は将来言語を含むあらゆる分野において影響を及ぼしますので、慎重に選んでいただきたいと思います。

入園できる年令は日本より早い傾向があります。たいていおむつがとれた2才くらいからの入園となります。しかしあまり年令にこだわらず親から見て本人に社会性が芽生え、友達と遊びたいという意欲がでてきたら入園を考えればよいでしょう。また日本のように4月入園というようなことはなく、随時入園を受け付けているところがほとんどであるため、誕生日を迎え、3才になった時点で入園許可がでたりします。

日本では時間帯も通園日数もほぼ全国一律ですが、海外の幼稚園によっては二部制が設けられ、午前か午後かを選べたり、ヨーロッパでは昼食には帰宅するので送り迎えだけ考えても2往復行います。通園日数においてもこどもに合わせて週1日から5日間と選ぶことができるところもあります。

海外出産・子育てに関するよくある質問

ケア・ワールドには毎日多くの質問が寄せられています。このページには書ききれない分をもっとくわしく「海外出産、子育てに関するよくある質問」の中に入れましたのでご覧ください。


それぞれの国のくわしい子育ての状況は世界の子育てシリーズの「こどもと暮らす(国名)」をご参照ください。
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